■Windows Server TOP
今回は IIS に絡む機能であるネットワーク ロード バランス(ネットワーク負荷分散/NLB)についてお話しますね。 NLB は次のようにイメージすると分かりやすいでしょう。 「NLB は複数のサーバーを 1台のサーバーに見せかける技術!かつ 複数のサーバーで負荷を分散する」 この言葉に尽きると思います。では、次にもう少し具体的にお話ししますね。 NLB は Web サーバーの負荷分散に良く利用されるので、 Web サーバーを例に話を進めます。 そもそも複数台の Webサーバーを 1台の Webサーバーに見せかける必要があるのか? それは、インターネットなどで Webサーバーを公開すると膨大なトラフィックが発生することがあります。 このトラフィックに 1台のサーバーでは対応できないとしましょう。当然、サーバーを増やすことになりますが、単に増やしただけではユーザーは、どのサーバーを利用してよいかわかりませんよね。 これではユーザーの利便性(ユーザビリティ)が損なわれます。また、折角サーバーを増やしても、片側のサーバーにばかりトラフィックが集中するかもしれません。これではいけませんね。 そこで、考え出されたのが、複数の Webサーバーを 1台の Webサーバーに見せかける技術だったわけです。 昔の負荷分散は DNS のラウンドロビンで実装されていました。ラウンドロビンとは、一つのホスト(レコード)に複数の IP アドレスを割り当てておいて、その IP アドレスのリストの上から順番に IP アドレスを返すことで負荷を分散させることです。 ラウンドつまり、リストを循環させるという意味です。 ただし、ラウンドロビンには決定的な欠点がありました。それは死活監視を行わないことです。 つまり、ダウンしているサーバーの IP アドレスを返してしまうことがあるのです。 このラウンドロビンの欠点を克服した技術が NLB です。NLB ではサーバーの死活監視を行っており、ダウンしたサーバーへはトラフィックが行きません。 これで負荷を分散させつつ、可用性も保てるのです。因みに Windows の NLB は NLBノードすべてが、要求をリッスンしています。 その要求を各自が判断して、応答しているのです。ちょっと不思議ですね。センターとなるサーバーがいないなんて。 では、次に NLB が利用できる Windows Server 2003 のエディションをご紹介しますね。利用できるのは以下のエディションです。 ・Web Edition・Standard Edition・Enterprise Edition・Datacenter Edition 費用対効果考えれば、Web Edition を選択するのが一番いいでしょうね。 また NLB ですが、専用のハードウェアで構成することもできます。ただし、専用ハードウェアは非常に高価です。数百万円します。 しかも NLB装置の可用性も考慮すると、コストはさらに倍になります。 それが Web Editon なら 1台あたりハードウェア込みで 20〜30万円程度で購入できます。 もうこれは、Windows の NLB を利用しない手はないですよね。 いやいや、待て待て。Windows の NLB にも欠点がある。そう思われた方、いらっしゃいますか? そうなんです。以前の Windows の NLB には欠点がありました。それは、Windows の NLB は Ping レベルで死活の判断を行っており、OS が動作していてもアプリケーションがダウンしているようなケースでは、可用性を保つことができないということです。 完璧な可用性が求められるようかケースではハードウェアの NLB を選択することもあったかと思います。 しかし、IIS6.0 ではワーカープロセスのリサイクリングが搭載されたことにより、IIS自体が可用性を実現しています。(前号でお話ししています) 事実上、この問題も解決できていると言うわけです。 ということで NLB のお話しはこの辺で。 Web Edition を選択できるエントリー クラスのサーバー機はこんな感じぃ〜 クリックすると詳細が見れますよーん!(^-^; もっと詳しい、やさしい図解で見たいなら、キーマンズネットの 「ロードバランサ -基礎講座」と「落とさない処方箋!ロードバランサ」なんて良いですね。 登録制ですが、とても良い情報がありますねよ。 IT製品選びをサポート◆キーマンズネット