このページのトピック
このページではマイクロソフト社初のエミュレータ ソフトウェアである
Virtual PC 2004 for Windows についてご紹介しています。
■ Virtual PC とは?
■ Virtual PC を入手しよう
■ 購入
Virtual PC とは?
Virtual PC とは Microsoft社が発売しているエミュレータ ソフトウェアで、
正式名称は Microsoft Virtual PC 2004 といいます。
もともとは Connectix社から発売されていましたが、Microsoft社がこのソフトウェアを
取得し、手を加え販売しています。
エミュレータ ソフトウェアとは、ハードウェアを仮想的に作り出し、OS などを
実行させるソフトウェアのことなんです。
たとえば、ファミコンやプレイステーションなどのゲーム ソフトは専用機器がないと
動きませんよね。
でも、エミュレータ ソフトがあればパソコン上でプレイできたりするのです。(※1)
エミュレータ ソフトがゲーム機を仮想的に作り出しているから、ゲームがプレイできる
のですね。
百聞は一見にしかずと言いますとおり画面をご覧頂くのが早いかと思います。
その画面を下に置きますね。
ウィンドウに別の Windows が動いていることが見て取れるかと思います。
デュアル ブート環境ではいちいち再起動する必要がありましたが、これなら普段
使用しているパソコン上で操作できるので、自分のパソコンに入っている資料を見ながら
操作できるので便利ですね。
しかも仮想ネットワークも構築できます。
以前はネットワーク環境を再現するには当然台数分のサーバーが必要だったの
ですが、この Virtual PC さえあれば追加のハードウェアは必要ないのです。
とっても便利です!
ちなみに Virtual PC 2004 では Linux をサポートから外してしまっていますが、
私がインストールしてみた限りでは動きました。
ただし、いつかのディストリビュータを試しましたがどれもデフォルトでは動作せず、
ちょっとした細工は必要でした。
この辺はおいおい書こうかと思います。
※1:ファミコンやプレイステーションなどのゲームソフトがインターネット上で配布されていることがあるようですが、これらはライセンス(使用権)の規約に反する行為ですのでご注意ください。
Virtual PC を入手しよう!
パッケージ版は 15,000円前後で販売されています。
な・なんと!!
2006年7月から Virtual PC が無償化されました〜(ぱちぱちぱち〜)
もう、これで購入を悩む理由なんてないですね。
ガンガン利用しちゃいましょうぉ〜
専用のコンピュータを購入する必要もなく、簡単に環境を作ることができますね。
使い始めると止められません。
何と言っても環境を元に戻したり出来るところが良いですね。
テストや勉強でいじり倒すと思ったように動かなくなるのですが、そんなときはさくっと
以前の状態に戻せるので重宝しています。
Virtual PC はエミュレータなので、どうしてもハードに直接インストールした環境に
比べて実行速度は落ちますが、ハードを強化することにより速度を向上させることができます。
特にメモリが重要で Virtual PC のゲスト OS(仮想的に呼び出す OS のこと)に
割り当てるメモリに仮想メモリは割り当てられず、実メモリである必要があります。
つまり、結構メモリが乗っている環境でないと相当速度が落ちることになるのです。
Virtual PC が要求するハードウェアの優先順位は次のようになります。
1. メモリ容量
2. CPU の性能
3. HDD の性能
メモリは 1GB 以上がお薦めです。
できれば 2GB あると良いですね。
ネットワーク環境をエミュレートしようとすると複数の OS を起動する必要があり、
それだけメモリが必要と言うわけです。
しかも仮想メモリを Virtual PC に割り当てることができないので、メモリは必須なんですよ。
とりあえず、1台のサーバーが起動できるだけで良いなら 512MB でも利用できますが、
256MB をゲスト OS に割り当てようとすると、結構ホスト OS が厳しいです。
やはり、1GB は欲しいところ。
ちなみに私のノート PC は 2GB のメモリを積んでいます。(^-^;
購入
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