Windows Server 2003 のバーチャル ハードディスクを単にコピーしただけでは、 セキュリティID が重複してしまいます。 セキュリティID が重複していると相互接続ができません。 これを回避する方法をご紹介します。
1. バーチャル ハードディスク ファイルをコピーします。 バーチャル ハードディスクは既定で [マイ ドキュメント]-[My Virtual Machines] の下のフォルダの中にあります。 xxx Hard Disk.vhd というファイルがあるはずです。 これをコピーします。 Windows Server 2003 であれば、2GB 程度のファイルになっているはずです。 コピーに少々時間がかかりますが、パソコンにはガンバってもらいましょう。(^-^; 2. コピーしたバーチャル ハードディスクを新しいバーチャル マシンにセットします。 手順は次のとおりです。Virtual PC 2004 を起動します。[新規] をクリックします。 3. 新しく作成するバーチャル マシンの名前と場所を指定します。 4. Windows Server 2003 を選択します。 5. [推奨 RAM を使用] を選択し、[次へ] をクリックします。 6. [既存のバーチャル ハードディスク] を選択し、、[次へ] をクリックします。 7. 先ほどコピーしたバーチャル ハードディスクの場所を指定します。 8. バーチャル マシンの作成は完了です。 9. 続いて sysprep プログラムにて、Windows Server 2003 のセキュリティ ID (SID) を再生成する準備を行います。 10. 今作成した Windows Server 2003 バーチャル マシンを起動し、ログインします。 11. Windows Server 2003 の CD を CD-ROM ドライブに挿入します。 12. バーチャル マシンの [CD]-[物理ドライブ x: の使用] をクリックし、 ドライブをマウントします。 13. バーチャル マシンの SystemRoot ドライブ (通常 C:ドライブ)の直下に [Sysprep] フォルダを作成します。 14. Windows Server 2003 CD の中の \SUPPORT\TOOLS\DEPLOY.CAB の中にある、"sysprep.exe" と "setupcl.exe" を 13番で作成したフォルダにコピーします。 ※sysprep.exe の詳しい使用方法は、DEPLOY.CAB の中にあるヘルプをご参照ください。 注意!! 9番以降の操作は、すべてバーチャル マシン (Windows Server 2003)上 での操作です。 間違ってもホスト OS 上のフォルダで実行しないようご注意ください。 お使いのパソコンのデータが消えるかもしれません。 15. sysprep.exe を実行します。 16. [再シール] をクリックすると、必要な準備が行われシャットダウンされます。 17. これで、バーチャル ハードディスクのイメージが完成です。 作成されたバーチャル ハードディスクをコピーして保存しておきましょう! 18. 新しいサーバーを作成するには、17番でコピーしたイメージをコピーして 2 〜 8 番の手順でバーチャル マシンを作成します。 後は起動するとミニ セットアップ ウィザードが起動するので指示に従って設定します。 注意!! 評価版の Windows Server 2003 は 4 台のサーバーにインストールすることが 許可されているようです。 4 台以上のバーチャル マシンは作成しないようご注意ください。 http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/evaluation/trial/evalfaq.mspx