11. [いいえ、DNS をこのコンピュータにインストールして構成します] を選択し、 [次へ] をクリックします。 補足:既存の DNS を利用する場合、[はい、DNS クライアントを構成します] を選択することができますが、2つの理由でお勧めしません。 ●ドメイン コントローラ上に DNS を構成することにより、Active Directory 統合モード で DNS を動作させることが可能となります。 この Active Directory 統合モードでは高セキュリティかつ高度な機能が使用可能 となります。 ●複雑な DNS レコードの登録が自動的に行われます。 12. ドメイン名を指定します。 補足 ここで指定するドメイン名はインターネット ドメイン名ではなく、Active Directory で 使用するドメイン名です。 ドットの左側は自由に名前をつけて下さい。 右側はインターネット ドメインと区別するために local や intra など、 インターネット ドメイン名で使用されていない名前を使用します。 com や co.jp なども使用できますが、DNS について深い知識が要求されます。 初めはインターネット ドメイン名とは区別する方法をお勧めします。 13. ドメインの NetBIOS 名を指定します。 12 番で指定したドメイン名のドットより左側がすでに入っているはずです。 変更の必要はありませんので、そのまま [次へ] をクリックします。 14. データベース ファイルとログ ファイルの保存先を指定し、[次へ] をクリックします。 15. 既定値で問題ありませんので、[次へ] をクリックします。 補足:SYSVOL フォルダとは? ログオン スクリプトなどをホストする共有フォルダで、ドメイン コントローラ間で 複製されます。NetLogon 共有もこのフォルダ下に配置されています。 16. [Windows 2000 または Windows Server 2003 OS とのみ互換性がある アクセス許可] を選択し、[次へ] をクリックします。 補足 いわゆる混在モードかネイティブ モードかを選択する画面です。 17. ディレクトリ サービス復元モード用の Administrator パスワードを設定します。 補足 Administrator のパスワードをなぜ、また設定するのか不思議に思いませんか? 私は初め理解できませんでした。でも、とっても簡単な理由でした。 ディレクトリ サービス復元モードでサーバーを起動すると Active Directory は 停止します。 つまり、ドメインの Administrator ではログオンできないのです。 なので復元用の Administrator 用のパスワードが必要なのですね。 (私は Administrator って名前を使用していることが混乱の原因であるとも思うのです。 そもそも復元モードで起動する際、パスワードだけでログオンするので、 単にディレクトリ サービス復元モード用のパスワードって言ってくれれば、 分かりやすいのにって思うのですが、いかがでしょうか?) 18. [次へ] をクリックします。 20. [完了] をクリックすると再起動を要求されますので、再起動を行います。 21. [完了] をクリックして、Active Directory のセットアップは終了です。 22. [スタート]-[管理ツール]-[Active Directory ユーザーとコンピュータ] を クリックすると上記ツールが起動します。 ユーザーやコンピュータの管理はこのツールで行うことになります。